顔のむくみと腎臓の関係について

寝起きや夕方になると体の各部位にむくみが生じやすくなります。また、食生活の乱れや生活習慣によっても起こりやすいです。女性の場合には、足、まぶたなどの顕著にあらわれるため日々自覚しているこが多いですが、男性の場合には、飲みすぎた翌朝などに感じることが多いです。なかでも顔のむくみの原因には内蔵の疾患が深くかかわっていることがあるので、注意が必要です。

腎性浮腫とは

腎臓の病気がかかわっている場合には腎性浮腫と特呼ばれていて、病気の種類は複数あります。たとえば、腎盂腎炎、膜性腎症、腎硬化症、ネフローゼ症候群などがよく知られています。

 

原因は、疾患の症状によって尿の質や排泄力が低下することにあります。体内を巡ってきた血液、インシュリン、尿たんぱく、水分に含まれている毒素や老廃物をろ過して尿として対外に排泄する機能を持っていますが、正常に行われなくなると体内に停滞し、特にまぶたから顔全体にたまるのが特徴です。

 

各疾患の初期の症状では、目が腫れぼったくなり、まぶたが重く感じられるようになります。寝起きが特にひどく顔が一回り大きくなったように見えます。この時の肌にはハリがなく、血色が悪いのも特徴のひとつです。症状が進むと、足や背中、腰にも水分がたまりやすくなります。特にネフローゼ症候群になると、後頭部がむくみます。

血流の低下とホルモンの働きの乱れ

腎臓に疾患が起こると、臓器の内部の組織の状態が悪くなるので血流も低下します。これによって、血液のながれが滞り、ろ過機能に支障を起こすことになります。血液のろ過が上手く行われないと、水分とナトリウムの排せつも滞るため、むくみという状態になります。

 

さらに、抗利尿とアルドステロンというホルモンの働きが乱れることも深くかかわっています。抗利尿ホルモンとは、体内の水分の状態を管理する働きをしていて、アルドステロンはナトリウムの状態を管理する働きをしています。そのため、これらのホルモンがバランス乱れて過剰に分泌されることによって、体内に余分な水分とナトリウムが滞留し、むくみという状態になるのです。

応急処置の方法

応急処置の方法は、顔の周辺にあるリンパ節をマッサージしてつまりを改善することです。耳の下から鎖骨にかけて、上から下につまりを流すようにさすり、鎖骨のぐりぐりとした部位を刺激します。つまりがあると痛みを感じます。

 

また、蒸しタオルと冷やしたタオルを交互に当てて新陳代謝を促すことも効果があります。しかし、これは一時的な改善方法で、疾患を抱えている場合には根本からの完治が必要なので、専門医の診療を受けて適切な治療を受けることが必要です。