顔のむくみに効果的な漢方薬とは

頻繁に顔のむくみが発症する場合には、漢方薬で改善することができます。前夜に飲みすぎた、就寝直前に水分を多量に摂取したなどの原因がなく、健康診断でも重篤な症状が指摘されていない場合には特に有効です。めぐりの悪さを解消して、水分の代謝や新陳代謝をアップできるので全身のバランスが整いやすくなります。

東洋医学の考え方

東洋医学では、気、血、水のバランスが崩れることで健康に支障が出るという考え方をしています。エネルギーの気、栄養素の血、体内の機能を維持するための水、いずれが多すぎても少なすぎてもよくありません。

 

むくむという状態は、気が不足していて水の巡りが悪くなっている状態で、水腫と言っています。改善するには、このバランスを調整するための生薬をいくつも組み合わせて用います。体が本来持っている働きを活性化させて健康を維持することを目的としているので、不調の時だけでなく、よい状態を維持のためにも利用することができます。

 

顔にたまった水分を排泄してすっきりとさせる生薬は、ドラッグストアで薬剤師の指導不要で購入できますが、漢方医がいる薬局などで相談したほうが確実です。

効果が実感できる生薬

顔がむくんでいるときに利用すると改善の効果が期待できる生薬は複数あります。それぞれに特徴があるので体調に照らし合わせて選ぶと効果的です。どれにしたらよいか迷った場合には、専門の薬剤師に相談しましょう。

当帰芍薬散

女性に多い血の道症の改善に用いられることが多いです。血行が悪く貧血や冷え性の症状に効果があります。

五苓散

水分の代謝を良くする働きを持っているので、高い利尿効果を得られます。水分の摂取量が少なく、体内の水分バランスが上手くできない人のむくんだ顔をすっきりさせることができます。

八味地黄丸

血液やリンパの流れを活性化する効果があります。これによって、冷えて水分の代謝が滞りやすい人のむくんだ体を改善させることができます。虚弱体質の人にむいている生薬ですが、体力のある人、胃腸の弱い人には向いていません。

猪苓湯

利尿効果が高いです。水分の代謝をよくするのではなく、尿路に腫れがあって排尿か困難になっている場合に適しています。残尿感がある、尿が出にくいなど腎臓の機能が低下しているときに利用されます。

防已黄耆湯

水分代謝を活性化する働きがあります。色白で汗をかきやすい体質のひとに向いています。腎臓が疲れているときにも効果を発揮します。

 

この他にもいろいろな生薬があります。
漢方医や患者の体質・状態によって様々な組み合わせがあります。